私の両親は「訳アリ夫婦」でした。
とても複雑な家庭環境で私は育ち、大きくなるにつれて、自分の家が他の家庭と違っていることを私は少しずつ感じていきました。私から見た両親は仲が悪く、誰が見ても父が悪かったと思います。夫婦の会話が成立している事など見たこともないし、もちろん私と父という親子の会話も成立せず私は父が大嫌いでした。本気で両親に離婚して欲しいと思っていましたし、母にもそう訴えました。しかし母は、職を持たなかったため、離婚したら食べてはいけないと、離婚はしませんでした。

私は短大を卒業後、就職して４年弱で結婚を機に実家を離れました。結婚しないと居心地の悪い家を出られなかったから。

私は相変わらず父が大嫌いなままで、いつもクソジジイと思いつつ、早く死ねばいいとまで思っていました。しかし、貧乏をさせられたわけでもなく、４歳から音大を目指してピアンのレッスンを受け塾にも通わせてもらい、高校、短大も私立に通わせてもらい、ごくごく普通の生活をさせてもらったのに・・・

実家を離れ、ようやく幸せな生活が手に入ると思っていたのですが、私の結婚生活は５年で破綻してしまいました。

まだ若かったし、その後恋愛しましたが、どうしても長続きせず再婚する気になれませんでした。

そんなある日、ある会合の席でお会いしたチャネラーの先生から手を握られた瞬間、「お父さんのトラウマが強すぎる。」と言われたのです。

私の家族の事など知らない人に突然言われて、ドキッとしました。

私の結婚生活が上手くがいかなかったこと、その後の恋愛も上手くいかなかったこと、そのすべてが父親のトラウマからきていると言われたのです。

その頃、私は会社員として仕事をしながら、趣味で占いの勉強をしていました。そこで、私や両親の生年月日から相性を占ってみたところ、私自身が父との関係性において、トラウマを抱えてしまう宿命にあることがわかったのです。
その時、すでに父は没後６年を経過しており、トラウマを解消できないと思っていたのですが、思い立って父が眠る霊園に行き、墓石の前で、これまでの私の父に対する思いを大声で涙を流しながら伝えました。

その夜、私は自宅のデスクで家計簿をつけながら電卓をはじいていたのですが、突然頭の中で
「父親の愛情不足」
という声が響いたのです。
その声は感情も抑揚もない声でしたが、私にはそれがすぐに父の声だとわかりました。

生前父とはほとんど会話もしておらず、私の話を聞くこともなかった父ですが、この声を聞いて私はお墓で叫んだ事が父に届いた事を確信しました。

私の事をわかってくれたんだ。
ちゃんと私の声が届いたんだ。
私はその場で大号泣しました。
大きな声で、お父さん、と叫びながら･･･

その後私は現在のパートナーと出会いました。
以前の私は、父と一つでも共通点がある人は、それが分かった時点で避けていました。しかし、この出会ったパートナーは、まるで父が姿形を変えて舞い降りてきたのか、というように父との共通点が多く、生前父が発していた言葉を言い、父と同じ行動をするのです。

まさか私がこんな人を好きになるなんて･･･
これは私が父のトラウマを克服することが出来た証拠なのです。

私はこれまでたくさんの人の恋愛相談を受けてきました。占いをするとその人が家族とのトラウマを抱えているのかがすぐにわかります。そしてそのトラウマが恋愛の邪魔をしている。

そのトラウマを克服出来た時、多くの場合、素敵な恋愛が始まります。
この運命改革セラピーでは、九星気学や四柱推命を使って、このトラウマ克服のお手伝いをしていきます。
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